内なる声・神の導き・FP|本当はすごい私

内なる声・神の導き・FP

ナポレオン・ヒルが聞いた「不思議な声」


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導きはいろいろな形でやってくる。たとえば、「思考は現実化する」などの著書で有名なナポレオン・ヒルは、何年もの間、寝る前にある儀式を行っていた。偉人たちを招いた空想上の会議を開くのである。メンバーは、ラウル・ウォルドー・エマーソン、トーマス・ペイン、トーマス・エジソン、チャールズ・ダーウィン、エイブラハム・リンカーン、ルーサー・バーバンク、ヘンリー・フォード、ナポレオン、そしてアンドリュー・カーネギーだ。この空想会議で、議長を務めるヒル本人は、何でも好きな質問をして答えてもらうことができる。

この夜の会議が何か月か続いたころ、参加者たちはそれぞれ独自の個性を持つようになっていた。たとえばリンカーンは遅刻魔で、いつも難しい顔をしながら遅れて部屋に入ってくる。バーバンクとペインは冗談好きで、よく二人で軽口をたたいていた。

「あまりにも鮮明なイメージだった。まるで現実に起こっているようだった。私はなんだか結末が恐ろしくなり、会議を途中でやめてしまった」と、ヒルは「思考は現実化する」の中で告白している。

内なる声の導きを聴くとうい特異な体験をした人はたいていそうだが、ヒルもまた、夜の会議のことをあまり人に話したがらなかった。

しかし、彼はこんな言葉を残している。「会議の参加者たちはたしかにみな空想の存在だが、それでも私を輝かしい冒険に導いてくれたことに変わりはない。彼らは、真の偉大さの価値を再認識させてくれた。創造性を発揮する力になってくれた。そして正直な思考を表現する勇気を与えてくれた」

内なる導きはさまざまな形でやってくる。あなたはただ、心を開いてそれを受け取ればいい。頭をガツンと一発やられるようなショックがなければ、正しい道に気づかない人もいるだろう。または「神の使者」の著者のゲイリー・R・レナードのように、並外れてオープンな心を持った人は、夜にテレビを見ているときに、二人の神の使者からお告げを受けることもある。

マイケル・ベックウィズは、ロサンゼルス近郊にアガペー・インターナショナル・スピリチュアル・センターを設立する以前、目の前で巻物が開かれるというビジョンを見た。その巻物には、「マイケル・ベックウィズはタコマ教会で講演を行う」と書いてあったという。そして、タコマ教会の牧師から本当に電話がかかってきて、「やあ、マイケル。うちの教会で講演をお願いしたくて電話したんだ」と言われると、ベックウィズは「知っているよ」と答えた。


「選ばれた人だけが宇宙に助けてもらえる」という勘違い



残念なことに、私たちのほとんどが、受け入れる導きに制限をかけしまっている。たとえば、ネオンサイン、電報、神からの封書といった、実際に目に見えるものなら受け入れるのだが、それ以外のものは、どうにも恐ろしくてなかなか受け入れられない。

たしかに、目の前で巻物がするすると開かれたり、テレビを観ているときにいきなり二人の神の使者が目の前に現れたりしたら、腰を抜かすほどびっくりするだろう。普段の思考パターンでは受け入れられない事態だ。

「いあ、ちょっと待って。自分にこんなことが起こるはずが無い」と考える。もしベッドの足元に天使が現れたりしたら、むしろ警察を呼んでしまうだろう。

この「制限」は内なる導きにとってはなかなか厳しい状況だ。あなたが同じ立場だったらどんな気分になるだろう?質問されたから答えようとしただけなのに、質問した本人はこちらに背中を向けて、あなたの言葉をすべて無視しているのだ。

これはまるで、五歳の子供が、聞きたくないことがあるために耳を指に突っ込んで「あーあーあー」と大声を出しているのと変わらない。

自分が電話に出るときのことを考えてみよう。あなたは電話をかけてほしいと頼んでおきながら、電話がかかってきても、横目でチラリと見ただけで無視するなんてことがあるだろうか?

もちろん、そんなことはしないはずだ。電話が鳴ったら受話器を取って、「もしもし」と言い、そして相手の話を聞くだろう。そう、私たちは普段、宇宙の導きをたっぷりもらっていながら、「宇宙は私を選んでくれなかった」と文句を言って、電話機のコードを引っこ抜いてしまっているのだ。

ニール・ドナルド・ウォルシュが、深刻な疑問を旨に、初めてペンを持って紙に向かったときのことだ。「あなたは本当に答えを知りたいのか。それともただ愚痴を言っているだけなのか」という声が聞こえ、ウォルシュは度胆を抜かれた。きっとこれは、神の声に違いない。ウォルシュはおずおずと答えた。
「両方で、もしあなたが答えを知っているなら、ぜひ教えてください」


内なる導きを聴くことができるのは、選ばれた少数の人たちだけだ---私たちはいったいどうして、この間違った思い込みを信じるようになってしまったのだろう。

理由の大部分は、神について私たちが信じている嘘にある。神は人知の及ばない神秘的な存在であり、日曜日しか話を聞いてもらえない、というような嘘の数々だ。

本当は、内なる導きはいつでもそこにあり、いつでも相談に乗ってくれる。あなたが聞く気になれば、いつでも答えを教えてくれる。テレビをつければいつでもCNNを見ることができるのと同じことだ。

そして、あなたはいつでも自由に、はっきりとした「答え」を要求することができる。


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前にも登場した、巻物のビジョンを見たマイケル・ベックウィズが、ある日風車を見上げたときのことだ。それはまだ彼が牧師になる前で、神に仕える人生を送るという決断がはたして正しいのか、まだ確信が持てずにいたときだった。彼は単刀直入に尋ねた。

「神様、聞いていますか?もし本当に私がこの道を進むことをお望みなら、風車を私のほうに向けてください」

とても風の強い日で、風車は反対のほうを向いて勢いよく回転していた。しかしベックウィズがそう言った瞬間に風車はぴたりと止まり、彼のほうに向きを変えたのだ。

もちろんベックウィズは、それまでに一つか二つの不思議な体験をしていた。たとえば、彼は医者を目指していた学生時代に、マリファナを売って学費を稼いでいたことがある----売る相手は友達だけだったが、彼には友達がたくさんいたので、商売はとても繁盛していた。マリファナビジネスは全国に広がり、ここまま計画通りに進めば、ベックウィズは弱冠24歳で悠々自適の引退生活が送れるはずだった。

しかし、彼はわかっていた。こんな生活はどこか間違っている。内なる導きはずっとヒントを出し続けた。おかしな夢を見せたりしながら、もっと正しい道があることを訴えつづけた。そしてベックウィズは、マリファナから足を洗い、その
「正しい道」を探そうと決心する。

彼は友人たちに、すべて終わりだと伝えた。自分はもうこの商売から引退する。そして、最後に残った在庫をさばく取引の最中に、踏み込んできたFBIに逮捕された。そのとき彼の家には、45キロのマリファナだけでなく、大量の現金や拳銃、それに取引現場を撮影した隠しカメラまであったのだ。

それでも彼の内なる声は、「すべてうまくいく」と告げていた。

裁判をひかえたベックウィズを見て、友人たちはみな、彼がどうかしてしまったのではないかと心配した。「なんでそんなに平然としているんだ。この窮地を逃れるために、もっといろいろな手を考えたらどうなんだ」と、彼らは口々に尋ねた。

「私は有罪だった」と彼は言う。「しかし、すべてうまくいくという神様のお墨付きももらていたんだ」

そのころになると、彼はさらに壮大なビジョンを見るようになっていた。裁判に向かう彼の心は落ち着いていた(ちなみに彼の弁護士は、後にO・J・シンプソンの弁護士を務めるロバート・シャピロだった)。どんな結果になろうとも、自分は神に愛されているという確信があった。そして、純粋な法解釈の都合で、彼は本当に無罪になる。判事は無罪の判決を言い渡すときに、もう二度とここに戻ってこないようにと告げた。ベックウィズもまた、二度と戻ることはないと確信していた。

ときに、無限の可能性のフィールドは、この力をまったく信じていない人にも力を与えることがある。1975年、カリフォルニアに暮らしていジェラルド・ジャンポルスキーもそうだ。彼は自分のことを「私は『神』や『愛』という概念からもっとも遠い存在だった」と表現した。

彼は表向きは成功した精神科医だったが、内面は崩壊寸前だった。20年続いた結婚生活は終わりをつげ、酒におぼれていた。いつも腰の痛みに悩まされ、身体が思うように動かないほどだった。もちろん、宇宙の助けを求めることなど、思いもよらなかった。

それでも、これまでに何度か紹介した「奇跡のコース」の書籍版「奇跡のコース」(ナチュラルスピリット)を初めて読んだときに、ジャンポルスキーは、はっきりと「声」が自分に語りかけるのを聞いた----「医師よ、あなた自身を癒しなさい。それが家に帰る道だ」

その声は正しかった。ジャンポルスキーはそれから何冊もの本を書いた。「奇跡のコース」について全国で講演を行い、カリフォルニア州ソーサリートに、命の危険のある病に侵された人たちを受け入れる施設を開設した。

直接的な答え、明快な導きは、いつでもそこにある。それなのに私たちは、身地域に耳を傾けるのではなく、むしろ耳を閉ざしてしまう。たとえていうなら、テクノロジーのまったくない国で育った留学生のようなものだ。生物で一緒のクラスの女の子が好きなのに、自室にある電話の使い方がわからないばかりに、彼女に電話をすることもできない。その子と話すには明日まで待たなければならないと思い込んでいる。または、はじめに書いた、存在に気づかれなかったヒーターと同じようなものだ。

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女優のジェイミー・リー・カーティスが25歳のときのことだ。買ったばかりのロサンゼルスのマンションに、友人で、ジェイミー・リーの出世作となった映画「ハロウィン」のプロデューサーだったデブラ・ヒルが遊びに来た。

ヒルは手土産に「ローリング・ストーン」誌の最新号を持ってきていた。二人は雑誌のページをめくりながら、ジェイミー・リーの終わったばかりの恋のことを笑いながら話していた。そのとき、雑誌に載っていた三人の男性の写真が目に留まった。

ジェイミー・リーは、チェックのシャツを着ておどけた顔で笑っている右側の男性を指すと、デブラに言った。
「私はこの人と結婚する」
そのとき、ジェイミー・リーは、その男性に合ったこともなければ、彼が誰だかすら知らなかった。でも彼女の中の何かが、「この人こそ運命の人だ」と告げていた。

「あれはクリストファー・ゲストだった」とデブラは言う。「ちょうど新作コメディ映画の「スパイナル・タップ」に出たころだった。私は彼のエージェントを知っていたの」

その翌日、ジェイミー・リーは新しい恋の予感に胸をときめかせながらエージェントに電話をした。自分の電話番号を伝え、もしクリスに興味があったら電話してもらいたいという言葉を添えた。
しかし、電話は鳴らなかった。

その数か月後、ジェイミー・リーが、ウェストハリウッドにある人気レストランのヒューゴスで食事をしていたときのことだ。ふと目を上げると、あの雑誌に出ていた男性がまっすぐこっちを見ているではないか!

彼はテーブルを二つ隔てた席で食事をしていた。彼は、まるで「僕があの電話をもらった男だよ」とでも言っているように手を振ってきた。彼女も手を振りかえした。彼女は考えた---「これはおもしろくなってきた!」

でもその数分後、彼は席を立った。それは、彼女のところに来るためではなく、店を出るためだった。
ジェイミー・リーは自分の皿を見つめた。「内なる導き」なんてバカなことを信じた自分に腹が立っていた。

そかしその翌日、電話がなった。なんと電話の主はあのクリスで、デートの誘いだった。その四日後、二人はメルローズのキャンティ・リストランテでディナーをともにした。そして一か月後、クリスがテレビの人気お笑い番組「サタデー・ナイト・ライブ」収録のためにニューヨークに向かうころになると、二人は熱烈な恋に落ちていた。

ジェイミー・リーとニューヨークにいるクリスが電話で話していたときのことだ。「今日は五番街を歩いたんだ」クリスは言った。
「あら、そうなの。そこで何をしたの?」とジェイミー・リー。
「うん、きみはダイヤモンドは好きかな?」

1984年12月18日、二人は結婚した。ジェイミー・リー・カーティスの直観から、わずか八か月後のことだった。



実験の取り組み方



この実験では、ジェイミー・リー・カーティスや他の人たちが受け取ったお告げは普通のことであり、奇妙な怪奇現象なんかではないということを証明する。導きはいつでもそこにあり、私たちの誰もが受け取ることができる。

あなたは48時間を使って、ある具体的ではっきりした質問に対する、具体的ではっきりした答えを求め続ける。

質問の中身は、シャム猫の子猫を引き取るべきかといった小さなことから、転職するべきかといった大きなことまで、とにかく何でもいい。どんな質問でも、実験の方法は同じだ。48時間という期限を決め、自分の内なり導きに答えを出してもらう。

でも、思わぬ結果になることもあるので注意が必要だ。現に私は、この実験で仕事をクビになったことがある。でも今から思えば、あれが完璧な答えだったのだ。前にも書いた通り、あの時の私の質問が、「そろそろフリーランスのライターを本職にする時期でしょうか」だったからだ。きっとあれ以外の答えはなかったはずだ。

頭を悩ませている問題を一つ選ぶ。「イエス」か「ノー」で答えられ、自分では本当に答えが出せない問題がいい。

そう言われて、頭に浮かんだ問題がきっとあるはずだ。問題の中身は何でもかまわない。その、今頭に浮かんだ問題のことを尋ねてみよう。時計を見て、今の時間を確認しよう。

そして、明確で、議論の余地のない答えを要求する。制限時間は48時間。答えはすぐに現れるかもしれないし、一日で現れるかもしれない。いずれにせよ、48時間以内に必ず現れると信じて待つ。

意図を送り出し、期限を決めるだけがあなたの役目だ。残りの仕事はFPがすべてやってくれる。

はじめに登場したスタンを覚えているだろうか?
エサレンの精神療法プログラムで出会った、ハンサムな元サーファーだ。あの当時、スタンは失業していた。さらに悪いことに、3年付き合った彼女にも捨てられてしまった。言うまでもなく、スタンは人生の重大な局面を迎えていた。

そこで、まずはお金の問題から解決することにした。お金を稼ぐ方法を見つけなければならない。しかしスタンは、自分がどんな仕事をしたいのかまったくわからなかった。私は彼に言った----あなたの人生は大いなる意志によって決められている。ただ意図を送り出し、期限を決めるだけで、自分の進むべき道が見えてくるだろう、と。

スタンはこんなことを言った。
「よう、神様とやら。あんたが俺の人生計画をすでに立てているという話がもし本当なら、ちょっと教えてもらおうじゃないか。こっちはあんまり時間がないんでね。金曜の朝なんてどうだろう。金曜の朝までに、あんたが俺の人生についてどんな計画を立てているのか教えてくれ」

木曜日の午後、スタンは初対面の男性と一緒に温泉に浸かっていた。その男性は、ちょうどペンシルベニア州のローレルハイランドに自己啓発センターを開くところで、センターの管理を任せられる人を探しているという。

スタンはすぐにピンと来た。そしてそれから30分もしないうちに、彼はセンターの責任者を任せられることになった。自己啓発センターの仕事なんて、清掃員しかやったことがなかったにもかかわらず。
さあ、FPに尋ねてみよう!

2017-06-16 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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